独学で東大理三に現役合格

塾に行かずに現役で東大理三に受かるためにしたことを紹介します。

理三のための具体的な僕の勉強方法

僕が勉強していく上で気づいたことを挙げていきます。

数学、物理、化学について

数学、物理、化学の問題は、教科書や参考書に載っていること及び授業で習うことで、
知識的には解けるようになっていますが、それらを暗記しても問題は普通解けません。
解くのに必要なことは解法を体得することです。

演習問題を何回も繰り返し、同じパターンの問題を何度も解き直すことで、問題を見ると解法がパっとわかるようになります。
東大の数学では解法はすぐにわからない場合が多いですが、物理、化学は8割以上の問題がすぐに解法がわかるようになります。
つまり大切なことは自分の力で解いた問題の量です。

実は受験勉強は実技試験なのです。少し言い過ぎかもしれませんが、試験中に考えてはいけません。
考える前に体が反応するまで練習をしてください。

演習問題の解き方の例

新しい問題にはじめて挑戦する。当然10分以上考えたが時間がすぎる一方で全く進めない。
そこで解答を読む。なんとなく分かった気がするが、基本が抜け落ちていて曖昧なところがあるので、そこを参考書で確認する。
「なるほど!」とわかる。(わからないときはググる
もう一度解答を読みながら、ノートで自分で解答を作ってみる。
解答では省略されていた計算箇所をちゃんと書いたので、これで問題から解答への道筋に疑問はもう残っていないはずだ。
残っていたらちゃんとわからないところをはっきりさせて、調べよう。←ここ大切!!
わからないところをはっきりさせれば、あとは質問の仕方の問題になる。
それでもわからなければ先生や僕に聞こう。
次に解答を閉じて、問題をもう一度読み直して、自分で解いてみる。
今日はここで終わり。問題にできなかったマークをつけておこう。
そしてもう一度その問題を解こう。きっとまた同じように間違うか、もしくはわからないはずだ。
そしたら上のことをやり直そう。2回目できなかったマークをつけておこう。
3回目ではそろそろ"2回できなかったマーク"を見て、警戒しているはずだから、できるかもしれない。
できたらできたマークをつけておこう。
演習書が一通り全部できるようになったら、次の演習書に進める!
文体が変わってる

僕にとって効率が良かったのは、基本すらも演習書の解答から学んでいくというやり方です。
教科書レベルの内容を一時的でもいいので理解したら、さっさと演習に移るほうが効率が良かったです。
演習書の前に教科書の内容を完璧に暗記する必要などありません。

問題を解いていくうちに基本は完璧になっていきます。
なぜなら演習によって得た基本は、暗記ではなく論理に基づいた基本になるからです。
良い演習問題というのは、基本を暗記の形ではなく、論理、体系だてて覚えることに役立つのです。
あとでそういった演習書を紹介します。

細かいところ
  • 数学、物理、化学の教科書を読むときは何が大切な情報で何が取るに足らない情報なのか、きちんと順位付けすると良いです。
  • 暗記は寝る前にするのが良いです。
  • 昼休みにでも15分くらいの昼寝はした方が良いです。
  • 勉強中と、テスト5分前はブドウ糖が僕は効きました。エネルギー不足だと頭は動きません。
  • 何度も間違える所や、ケアレスミスは書き出して、それを覚えることで克服できました。
  • 化学のわからないところは、「化学の新研究」にほぼ全て答えがありました。
  • 化学の絶対覚えなきゃいけないところは、語呂合わせをインターネットで調べてそれを紙に書いてトイレの壁に貼り、必死に覚えました。
  • 数学のわからないところは、いくつかは放っておきましたが、基本的には必死に考え続け、人に聞いたり、ネットで調べたりしました。新数学演習にある問題のすべてがわかれば他の問題は分からなくても大丈夫です。
  • 物理のわからないところはネットで全部調べました。どうしてもわからないところは"難系"かネットで調べました。
  • 物理の公式は演習していけば体が覚えます。

国語

現代文はごめんなさい、わからないです。
過去問の解答は業者によってバラバラで先生の添削もアテにならなかったので、
「得点奪取現代文記述」「Z会の記述式現代文のトレーニング」をやれば平均はとれるようになると思いますとしか言えません。

古文は単語覚えて、後は「得点奪取古文」「東大の古典25カ年」をやれば大丈夫です。
漢文は教科書の最後にある漢字を覚えて、「得点奪取漢文」と「東大の古典25カ年」で大丈夫です。

英語

英語は単語を普通に覚えるだけでなく、その単語の第二、第三の意味を覚えていくことが大切です。
(observeに遵守するの意味があることなど)
また接頭語、接尾語の特徴を覚えたり、同じパーツがあったらそれの語源をネットで調べたほうがいいです。
(cumulusからaccumulateがきている)

僕の場合スペルは高校に入ったころくらいから、あまり苦労しませんでした。
ブラインドタッチでキーボードを打てる人は、英語の単語を覚えるときにキーボードのどこを叩いているかイメージしてあげると、
スペルのパターンが染み付いて、スペルを覚えなくても音から推測できるようになります。

英語はどれだけ文章を読んだかが得点に直結していきます。
暇つぶしにハリーポッターなどを読みましょう。
ここで英語に慣れる最高の方法は、ハリーポッターを洋書で読みながら、オーディオブックで同時に聞き、かつ同時に音読する方法です。
オーディオブックは高いので、コメントに書いて友達になったら(法的に)シェアするんで、
オーディオブック欲しい人はコメント書いてください。
本の中の単語はあまりわからなくて構いません。いちいち英語を日本語に翻訳しながら読んではいけません。
30分以上読んで、どうしても気になった単語だけ辞書で調べましょう。

英語→日本語→イメージ
ではなく
英語→イメージ
にダイレクトにいきましょう。

これ難しいと思っている人が多いですが、そんなことはありません。
日本の英語教育のせいで、難しく感じられるだけです。
自分にあったレベルの英語を大量に浴びれば苦労せずに身に付きます。


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映画は洋画を見ましょう。
まだ中学生、高校1年生とかなら、英検の1級を目指しましょう。英検のための勉強は受験にも役立ちます。
合格のためには英語が5教科の中で一番大切です。
中学生、高校1、2年生は英語だけは絶対にやったほうがいいです。
それも楽しみながらです。英語だけは凡人でも楽しめる教科です。

東大の英語のテストは実は、英語だけでなく日本語のテストでもあります。
英文和訳、英文要約の問題はいかに日本語をうまく使えるかがキモです。
これは演習量が大切になってくるので、授業で扱った英文のすべてを和訳するのが良いです。要約は過去問でやりましょう。

暗記の方法

暗記は必要なスキルです。
センター用の社会科、古典、化学の演習問題を解くのに最低必要な知識は暗記するしかありません。
英単語も一定は暗記する必要があります。

僕の場合は目で必死にみて、疑似小テストを自分の中でやり続けると良かったです。
単語帳の日本語だけ見ながら英語をどんどん頭の中で唱えていきます。
1秒でも止まってしまったところにはマークをつけて、次はマークをつけたところだけを高速で唱えていきました。
地理などでも覚えるべき用語のところだけかくして、小テストを自分でやり続けました。

暗記の方法は人それぞれ効率的なやり方が変わるようですので、あくまでも参考です。